時刻表を見てみよう〜  −時刻表から通過時刻を推定する−



では、「ダイヤグラム」を作成しないと、 通過時刻や普通列車が優等列車を退避する駅を調べる事が出来ないのでしょうか?

またまた左に別の時刻表を用意しました。

この時刻表では、普通@が札幌駅を13:23に発車、各駅に停車して岩見沢駅に14:11に到着。  一方、後続のライラック9号は札幌駅を13:30に発車、次の岩見沢駅には13:58に到着しています。 時刻表で見てもわかるとおり、普通@は後続のライラック9号に追い越されています。 函館本線札幌−岩見沢間は複線ですので、お互い走行しながら追い越す事はありません。 普通@はどこか途中の駅で、ライラック9号を退避している事になります。

普通@はどこの駅で退避したのでしょうか。
時刻表から調べる事は出来ないのでしょうか?

実は「時刻表」だけでもある程度、推定する事ができます。

さてみなさんは、普通@がどの駅で退避したか、わかりますか?
まず、普通@普通Aの時刻を上から順番にたどって行きます。

途中、白石−厚別間の時刻に注目すると、
普通@の白石発が13:30、厚別発が13:39
普通Aの白石発が13:46、厚別発が13:50と、
白石を発車してから次の厚別を発車するまでの時間が、9分・
4分と普通@の方が5分余計にかかっている事がわかります。
通常、列車の停車時間は20秒〜1分ですので、停車時間を差し引くと普通@が8分、 普通Aが3分と白石−厚別間のそれぞれの走行時間が予測できます。

では、普通Aが3分で走行している区間を、 普通@は8分もかけてゆっくりと走行しているのでしょうか?

実際は、普通@普通Aもこの区間を3分で走行しています。
通常、信号などで速度の制限がない限り、どの列車も設定された時間で走行します。 この場合、どちらも同じ種別の普通列車ですので、この区間を走行する時間も同じになります。 ですので普通@の残りの5分は厚別駅で停車しているという事になります。
「普通@は厚別駅で5分停車し、ライラック9号を退避」
しているという事が推定できます。

例では特急列車の退避で説明しましたが、途中で長時間停車しているのに時刻表を見ても
それらしき列車が該当しない場合もあります。その場合は「貨物列車」や「臨時列車」が
設定されているかも、などと想像できます。「臨時列車」の場合、来ない事もありますが、
時刻はあらかじめ決められているので、普通列車は時刻どおりに数分停車し、発車していく
事もあります。このように通過列車がないのに退避することを「カラ退避」といいます。
さらに単線区間での交換駅なども予測できます。但し、単線区間の場合、「信号場」
(駅以外の場所で列車同士の行き違いをする設備)
がある場合があります。「信号場」は
時刻表には掲載されていませんので注意が必要です。逆に単線区間なのに途中ですれ違って
いると時刻表で見受けられる場合、その区間のどこかに「信号場」があると推測できます。



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