阪和貨物線

阪和貨物線は、関西本線久宝寺駅付近と阪和線杉本町を結ぶ貨物線です。
和歌山方面に向かう貨物列車の短絡ルートとして、1952年(昭和27年)に開業しました。
当時は貨物列車の他、名古屋−天王寺間を走っていたキハ80系「くろしお」の間合い運用で
旅客営業していた「あすか」や、和歌山国体の時に「お召し列車」がここを走っていたそうです。
国鉄末期の頃になると、和歌山方面の貨物輸送がトラック輸送になって貨物列車での輸送は
無くなり、最近では臨時列車や回送列車が稀に走行していたのですが、臨時列車も2004年
2月に走行したのを最後に、現在は保全の為の回送列車(通称・錆び取り列車)が1日1往復
走るだけとなってしまいました。そして・・・、
その錆び取り列車でさえ無くなってしまうという情報を知り、近くに住んでいる私としては
いてもたってもいられなくなり、今のうちに走っている勇姿を残す事にしました。



路線は、竜華操車場があった場所(現在の久宝寺駅)から南へカーブし、 出戸を通り、瓜破霊園の辺りで西へ大きくカーブ、大和川の堤防沿いをまっすぐ通って、矢田、 苅田付近を抜け、我孫子の先で再びカーブして、杉本町駅構内に入る、約11キロの路線です。 阪和貨物線は正式には「阪和連絡線」と言うらしく、「JRの線路名称公告による線名・区間表示」でも、 関西本線・八尾−杉本町間とあるので、関西本線の支線らしいのですが、この路線の踏切の名称に、 「阪貨○○踏切」と言う名の踏切がある事から、「阪和貨物線」と言う名の方が通っているようです。 実際、私達も子供の頃から 略図
「阪和貨物線」と呼んでいました。杉本町駅の近くに大学があって、その近くに阪和貨物線の
踏切があるのですが、その滅多に鳴らない踏切に学生が引っかかると留年するという恐ろしい
言い伝えがあるそうです。それくらい普段は時間を注意していないと走行している所を見る事が
難しい阪和貨物線は、沿線の人達からも忘れさられるような路線です。「錆び取り列車」以外で
踏切に引っかかる事があれば、逆に「奇跡」かも知れません。



過去に撮影した列車

阪和貨物線で撮影した列車です。たいした物はありませんが・・・

113系赤帯車

中学時代に撮影した回送列車です。この日は阪和貨物線が目当てではなく、
近鉄電車の旧塗装がなくなるという事で、近鉄の撮影の間合いにたまたま
撮影したものなのですが、当時の阪和貨物線の写真はこの1枚しかありません。
当時はED60やEF15牽引の貨物列車は飽きるほど見ていただけに、なぜ
写真を撮っていなかったのかと今になって後悔が膨らんできます。


キハ181系 団体臨時列車

キハ181系 団体臨時列車

2003年11月頃に撮影した臨時列車です。確か岸和田辺りから伊勢方面に向かう
臨時列車だったと思います(写真は復路)。和歌山方面からの臨時列車はよく
阪和貨物線を通っていました。天王寺を経由する事無く関西線にはいれます。

DD51牽引の『いきいきサロン きのくに』

DD51牽引の『いきいきサロン きのくに』

2004年1月頃に撮影した『いきいきサロン きのくに』。編成が長いと迫力があって
撮影する方も気合が入ります。1・2年前には「トワイライト編成」が入線したそうで・・・
う〜〜ん、見たかった!

103系

103系の回送列車です。この日は「錆び取り列車」を撮った後、早々に撤収する予定
だったのですが、他の撮影者の方から103系の転属回送があるという情報を知り、
引き続き待機する事に。無事に撮影する事が出来ました。
いつ来るかわからない阪和貨物線・・・恐るべし阪和貨物線・・・
あの時教えて頂いた方、ありがとうございました。

(写真はすべて矢田付近、大和川の土手からの撮影です)


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