2009年5月−♪オーケストラ Cフィル 6回目の定期演奏会♪


6回目のステージです。
正直言って、私が今まで参加した演奏会の中で今回が一番地味だと思います。

トレーナーの先生にも「渋いのやりますね~」と言われたくらい。
だのに、団員の支払う出演料が一番高い。。。という。
マニアックな曲をやると、そうなる傾向があるようですね。
ではまず、そんな今回のシブ~い演目を紹介します。

・ 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲 ヴェルディ
・ 「クラリネットとヴィオラのための協奏曲」 ブルッフ
・ 「交響曲第7番」 ドヴォルザーク

どんな曲だかわかりますでしょうか? たぶん、よっぽどクラシック好きやオペラファンだったり、ドヴォルザーク通だったりしないとわからないのはないでしょうか。

特に2番目のブルッフの協奏曲はかなりマニアックです。
・・・というもの理由があって。
Cフィルには何人かのトレーナーの先生がいて、その「先生たちに順番で本番の定演でソロをやってもらう」という通例があるらしく、
今回はヴィオラの先生の番。
ところが、ヴィオラってもともとソロの曲というのがとっても少なく、それだけでもかなりシブい方向に向かうわけです。
さらに、その先生が「やりたい」という曲と」団員のレベルを照らし合わせてやっと決まったのがこの曲。
曲が決まったものの今度は珍しさゆえに楽譜の入手が困難。(アマオケでも過去やった記録は相当少ないらしい)
結局ある組織から借りて借り賃を払い(要するに費用がかかるわけ)やっと手元へ。
しかも手書きの楽譜だし。。。。。

ドヴォルザークにしたって、一般的には9番の「新世界」が有名で後は知らないって人がほとんど(せいぜい8番まで)
この7番も演奏会で取り上げられることはけっこうあるらしいけれど、私には見事に初めてお目にかかる曲。
正直、曲調は暗いし、譜読みのシーズンが冬の時期だったということもあって、なかなかテンションが上がらなかったんです。
特に自宅で個人練習するときに全然アドレナリンが出なくて、すべての曲に関して、
本番約一ヶ月の合宿の時にやっと「ああ。。こんな曲だったんだ〜」と全体像がなんとなくわかってきたような
そんなモヤモヤ状態が続いておりました(^^;)

なので4月にはいってM響のラフォルジュルネ向けの練習も並行して行くようになり、一日のうちに2オケ間でかけもち練習という事もあったのだけど
このシブい曲たちの練習の後にラフォルジュルネの練習に行くとそっちはバロックの明るいパキパキした曲なので
かえって、気分がスッキリ〜としたりしたものでした。

それでも
本番前一週間をきると、さすがに危機感がジワジワ沸いてくるし、地味な緊張感に包まれてくるしで
それなりに自主練も(いまさらながら)する気になったのでした。

そして本番当日

8:50 
会場集合(荻窪 杉並公会堂)

前日の土曜は21:00まで練習。帰って、寝て、いつもよりも早起きで集合場所へ。
気分は合宿。

9:50 − 12:00
ステージセッティングの後、ステージリハーサル。
地味といっても曲は難しいので、不安なところだらけ(>o<)
本番のつもりでシュミレーションしながら、「どうごまかすか」
場面場面考えながら全曲通し。
つ・・・疲れました! C=(ー_ー;)今回の全曲はなぜ?こんなに疲れるのでしょう〜。

12:20
楽屋に入って、お弁当タイム。
ああ。。。緊張してきた。いかんです。お弁当が食堂のあたりでつかえそう( ̄* ̄ )
実はもう一つの心配事があって、このお弁当がコワかった。
・・・というのもここのところ毎日お昼を食べ終わるとお腹が痛くなる!という変なリズムができてしまっていて
この本番の時間がもっともキケンな時間帯に当たっていたのです。。。。
人間ただでさえ緊張すると胃痛腹痛がきちゃいますがホントステージ上で腹痛に襲われたら悲劇です!( ̄ロ ̄lll)
整腸剤を飲み、食べすぎないようにし、(大好きな)カフェイン系の飲み物もやめてひたすらお腹に言い聞かせました。
いやあ、この本番1時間前の腹痛対策にはずいぶん神経使っちゃいました〜(^^)
ま なんとか大丈夫そう♪ ではそろそろ舞台袖へ


本番直前の女子楽屋を写してみました♪

13:50 (本番10分前)
舞台袖で待機&チューニング
はあ〜。。。なんなんだろう。
今回はほんっと地味ながら芯の通った緊張感でいっぱい。
実際数日前から緊張してる。
一週間前に弦を交換したら、A線がゆるみやすくなってしまったし〜(汗) やたらいろんなことが心配になってしまったり
(弦が切れないか、ゆるまないか、転ばないか、真っ白にならないか、震えが止まらなかったら。。。など)
それは毎回の事なのだけど、本番前の独特の雰囲気は何回やってもダメ(><)です。

そんなドキドキな状況の中撮ったステージ袖での↓チューニング風景です



14:00
開演 

ステージ上へ。着席。
へえ〜。。。シブいプログラムに加えて、雨天なのに、それにしてはわりとお客さんいるかも。。。
コンマス入場。拍手。チューニング ♪Aー♪


指揮者入場 拍手、一同起立。
スタート!

【 演目1 ヴェルディ 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲 】

この曲。。。クセモノです
そもそも今回のなんともいえない緊張の最大の理由が、この最初にやる曲の始まり方。
先日の発表会およびラフォルジュルネの舞台で大痛感したゆっくりとか静かな曲の恐ろしさ(ノ_<。)
景気よく、うるさく始まるほうが、精神的には全然楽なんだけど、この曲のスタートはひたすらしぃーーーーーんとした中で
ヴァイオリンがpppの三連符をところどころに入れなければならないという、非常にイヤーーーな感じの始まり方。
pppの時は飛び出しても音はずしても、制御がきかずにつぶれた音出しても目だってしまう。
無理に音を出さずに弾いてるフリだけしてようかなーと思っても、そのポーズをとってるだけで全身が震えてきそうで、おそろしいやら。。。。
ここは発表会での教訓をここではめいっぱい生かすしかない。

とにかく呼吸!!
さらに午前中のリハーサルの時に今更ながら悟ったことだけど、ピンチの時はお腹に力を入れること。
これらを守ればなんとかごまかせるはず(汗)

オケってですね、音はもちろん、動きでも周りと違ったことをしてはいけないので、挙動不審は厳禁なのですっ 卍-_- )
このへんのところは発表会で一人で弾くときとは全然違った緊張感なのだ・・・・・

そんなこんなで冒頭の2分くらいはそんな静かでゆっくり地獄と格闘。
それが終わると急展開して速くてにぎやかな曲調に♪
ここまでくるととりあえずひと安心。(けっしてちゃんと弾けるという意味ではないが-_-;)
速くなったらなったでこれまた地獄的な速さ。
すみませんここは出来る人たちにおまかせで私は振り付けに集中します。

この曲の間に本当に「演奏することに集中」モードになっておかないと次の曲もちとヤバイので・・・(^^;)
なんでしょーねえ。弾き始めってのは緊張してるくせに(ゆえに?)変な雑念はいっぱい入ってくるし
毎回毎回おそろしくてたまりませんっ!

【 演目2 ブルッフ 「クラリネットとヴィオラのための協奏曲」 】


実はこの曲も不安だったんです(またかよっ)-_-x
だってだって1楽章なんてまさにpppピアニッシモでゆっくりだし。

協奏曲は初体験。当初練習が始まった頃は、「どうせ主役のクラとビオラがバリバリ弾いてくれるので伴奏役のオケは負担が少なくて楽だろう」
と甘い考えを抱いていたけれど、それはそれでけっこう大変だったのです。
まず主役のソロを邪魔してはいけないので音量は極めておさえておさえて。。。
結局弓を持つ右手のコントロールがこれまたデリケート。
大の苦手なppピアニッシモで長くのばす(2小節ロングトーンあたりまえ!)シーンも盛りだくさん。
そう。筋肉がつっぱりそう。なのに極小音量&メロディらしいメロディもなく(ひかえめなクールファイブみたく(古い・・・))
弾いててストレスがたまること!

ほんとステージがはじまってから10分もたっているのに、油断すると手が震えてきそうになる。
ここでも呼吸の技にはすっかりお世話になりました。ε=( ̄。 ̄;)フゥ
でも1楽章さえクリアしてしまえば峠は越えたも同然。
2、3楽章はそれなりにリズミカルだし、難しいながらも ピチカート地獄や早弾き部分もあるのでアドレナリンも出てくるし♪

最後の3楽章のフィナーレ部分に差しかかると
「このマニアックな曲も最初で最後かもしれないなあ~」と終われるうれしさと
慣れるといい曲なのにという寂しさで複雑な心境で弾いてました。

ま、とりあえず、目立つほどの挙動不審にならずに前半終了♪


15分の休憩

この時点になると心身ともだいぶ柔らかくなっている。 だけどものすごいノド乾いてる。。。
それに暑い。。!
ブラウスをゆったりめの首もとのあいた七分袖に新調しておいてよかった〜(>▽<)
窮屈な衣装はよくないって実感しましたわ。。。

【 演目3 ドヴォルザーク 交響曲第7番 】

ドヴォルザークーの交響曲は9番までありますが、前述のように有名なのが最後の9番。
1番から5番あたりまでは、ほとんど知られていないようです。
私にとってはこの7番も立派に未知な曲。おかげさまでマニアックなCM製作者がBGMに使ったりしたらすぐ反応できるはずです。
やってみればいい曲♪なんだけどね〜
しかもご丁寧なことにかなり難曲です!

ユモレスクや新世界などをはじめメロディメーカーとしては私的には文句無くベスト3に入るドボちゃんですが
この曲は初めて聴いたとき、「ほんとにドボルザーク?なんか暗い!」といった印象でした。
評論などを見ると
「ブラームスの影響を受けている」「重厚で内省的」「でもところどころに民族的な要素もある」など
なるほど〜といった評価です。

譜読みが進んで少しずつでも弾けるところが増えてくると、だんだんカッコよく思えてくるから不思議♪

この曲は前半の協奏曲と違って思い切り弾く(弾かなければならない)ところもあるので
対照的に弓使いがえらく忙しくなります。

最近は私もビジュアル強化キャンペーン中なので(ホント!弾く姿ってとっても大切なんです!)
できるだけ姿勢をただしく背筋をのばし、顔を下向けず、弓はたっぷりと使うように意識しようと努めてるんです。
気がつくとすぐ崩れるもんで。。(^^:)

第2バイオリンの第3プルトというわりとステージの内側の目立たない位置だし、
このドボ7の演奏においてはなるべくキャンペーンのポリシーに沿って思い切りやっちゃおうと
姿勢よく弓を思い切り使うように自分なりにやってみたつもり・・・ですが果たしてどうだったかなあー。

そのせいか。。。全4楽章通しで弾き終えた時はすっっごく疲れていました!
(あー・・・もちろん格好だけで実は全然弾けてところもいっぱいあります ハイ( ̄▽ ̄o )
でも終わってみてこの曲やってみてよかったな という感想です(^^)

指揮者再び登場
アンコール開始

【 アンコール  仮面舞踏会より「ワルツ」 】

これば言わずと知れた別名「浅田真央ちゃん」と呼んでもいい曲です。
アンコール曲って指揮者の先生が選んでるのかなあ。いつも微妙にミーハー。
この曲は1年半前に別オケのクリスマスコンサートで弾いたことがあるので、耳には慣れてるけど
弾くとなるとすっかり忘れてて、直前になって焦って練習しました。
お客さんにとってはずっと地味な(?)曲ばかりが続いていたので、このアンコールでやっと知ってる曲が出てきたということで
会場からもうれしそうな空気が伝わってきたような気がしましたよ。
拍手も一番多かったし♪

15:45頃
終演。
全員客席に向かって起立+お辞儀

やれやれ〜\(*^▽^*)/
始まる前はなんだかんだぐちゃくちゃ不安もあったけど
なんとか終了。
なんと言っていいか表現に困るんですが、今回は確かに地味でなにがどうだったって事ではないものの
いい経験だったなあというのが正直な感想。

16:50
荻窪の駅近くで打ち上げ
そしてやっぱりビールがうまい!
今回は日曜昼の本番→夕方の打ち上げということもあって、「明日仕事だから」と1次会で帰る人も多く、
体には優しい終わり方でした。
朝早かったらすでに眠いし。。。。

というわけで今回のレポート終了です。
さっそく次回の楽譜も配られ、また新しい符読み&製本作業&CDゲットなどやることはいっぱい。
このオケのいいとこは「燃え尽き症候群になってる暇がない」ってことでしょうか?
そして次回は対照的に派手派手の曲に挑みます。あの「チャイコ 5番」!
ドボちゃんも引き続き登場します。また苦戦しそうですねえ♪ 

(2009年5月)


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