いやはや、初体験つーのはいちいち「??」「!!!」の連続なんですね( ̄□ ̄|||)
【本番3ヶ月前】
まずはしょっぱなから。。。
この定演に参加表明をする人数の少ないこと!しかも曲もなかなか決まらない!
やっと本番の3ヶ月前あたりから練習スケジュールが組まれたものの、行ってみたら
がーん!!弦 少な!!ファーストもセカンドVnも2人ずつくらいしかいない(><)
ビオラは0! チェロは1人?・・・みたいな。
そんな中でやっと決まった曲のコピーしたての譜面を見ながら(初見ということです −−;)合奏開始。
ひ。。。ひどい!!ま。。まあーー最初ってこんなもん?
トレーナーの先生も「ま、こんなもんでしょ」って顔してるし(そう思いたかった)
しかもこの曲。。。いったい何っっ!?!?
ボロディンの交響曲2番って。。。一応事前にCDを1回聴いてはきたものの実際やってみたらわけわからんちん(@_@)
4拍子が突然3拍子になり、すぐ2拍子になりまた3拍子。。。とにかくコロコロと拍子もテンポも変わる。
「こんなの弾くのぉーー? しかも3ヶ月でぇーー? しかもこの人数でぇーー?」
これが最初に練習に参加した時の正直な感想。
参加表明したのは間違いだったのかも。。。(−−)
だってこれの本番が10月で、しかも翌11月にはCフィルの方も本番も立て続けに控えてるとゆーのに!
無謀にも2本立てにチャレンジしてしまっている自分はドMなんじゃないかと思ったもん。ほんと。
なんとも不安で頼りない一寸先は闇だらけ・・・・という樹海に踏み入れてしまったのでしたーーーー。
しかも演目がこんなに↓
・ 魔弾の射手 序曲 (ウェーバー)
・ 交響曲第2番 (ボロディン)
・ どろぼうかささぎ 序曲 (ロッシーニ)
・ タンホイザー行進曲 (ワーグナー) −以下、合唱付き−
・ 「ナブッコ」より「行け我が想いよ黄金の翼にのって」 (ヴェルディ)
・ だったん人の踊り (ボロディン)
・ 千の風になって
・ 威風堂々 (エルガー)
3ヶ月を切っている状態でこれだけやろうってわけ?
幸い、ウェーバーとロッシーニの2つの序曲は、5月のラフォルジュルネでやった曲なので
多少なりとも覚えているけれど、それにしても・・・
しかもシャープ#やフラット♭の多いこと多いこと とほほ。
とにかく初めて弾く曲でボリューム&難しさで手ごわそうな「ボロディン2番」と「だったん人の踊り」を何とかしなければ!
CDはもちろんのこと、スコアも要るし。。。
【本番2ヶ月前】
世の中は北京オリンピックで騒がしく、着々と日本選手がメダルを取り続ける中、
我々のMオケの練習はちっとも着々と進まない。
てゆーか、人が足りない。この業界に知り合いのいる人はエキストラ探しに奔走。
しかも団員の中からコンマスのなり手がいないという事態に。。。
結局コンマスも外部からお願いすることになったのでありました。(^^;)
この頃の我々は練習で挨拶代わりに交わしていたセリフ
「ほんとーにこれで2ヶ月後にあんなでっかいホールで本番やっちゃう気なの?」
「信じられない」 「ありえない!どーなっちゃうんだろう・・・」
【本番1ヶ月前】
突然引退表明した福田首相の後に、たぶん麻生さんが自民党総裁になるんじゃないかという この頃
まあ、当初わけわらなかったボロディン2番もだいぶ耳は慣れてきたけれど、
依然として、「こんなんで本番どーなんの?」といった危機感は日に日に増していくわけで。。
全然演奏の方は出来ていないのに、演奏会の案内パンフやチケット等の印刷物はしっかり出来ている!
練習のお昼休憩には手分けして招待客向けのダイレクトメール作り。1000部くらいあった。。。
・・・本当にやっちゃうんだ・・・・ この印刷物を見てさらに恐ろしくなったのでした。
もうこの頃になると、家にいてちょっとでも時間があると
「練習しなきゃっ」「譜読みしなきゃ」といった追い立てられるような感じでした。
気ばっかりあせるわけですねー。
いっつも家の床の上には楽譜がばらまかれている状態なのでした。

だっていろいろやんなきゃいけないんだもん♪
このMオケ用の曲だけでも曲数いっぱいだし、さらにその先にあるCオケ用の曲だって難曲揃い。
そっちの方の練習もがっつりあるし、個人レッスンの方の練習もあるし。。。。
ふぅーーーもうこれでは 千手観音じゃ ヽ(@o@)/
しかも!
【本番2週間前】
2ヵ月後に本番があるもうひとつのCオケの方の合宿なんかもあっちゃったりしてーーー。
たじげてぐれーーーーー\(>o<)/ですよ。ホント★
ちゃんと行きましたけどね。合宿。でもこの時ばかりはボロディンを忘れる事ができました。(ええんか?!)
(その代わりチャイコ地獄でしたが)←まこちらは後ほど・・・
【本番1週間前】
この日はかけもちで、午前中はCオケの練習。その後お昼を食べる暇もなく、即行でこのMオケの練習へ。
本番まで1週間となり、ついに本番の指揮の先生の指導となる。
さすがにここまでくると、人が集まっていて安心(^^)それに指揮者の先生直々の練習の時は空気が全然違うのです。
そして練習開始。(><)ありゃー内容はやっぱりヤバイじゃん。
でも先生は平然としてる。
(↑ でも後で聞いた話だけれど、実はこの時先生は本心「これではマズイっ」と本気で危機感を感じていたそうです。そーだよね。普通・・・)
とてもテンションの高い濃密な練習でした(このT先生はいつもそうですが)
また、この日は初めて合唱あわせもして、さすがに「本番近いんだー」という気分にイヤでもなってしまいました。でもお腹空いた・・・。
結局9:00から18:30まで2オケかけもちで、弾きっぱなし。。。。すっごい疲れた日曜日。
Iちゃんとデニーズに駆け込みノドとお腹を満たし、帰って爆睡。いったい何曲やったんだろう・・・・一日でxxxx
【本番2日前】
世界的金融危機が始まり、ロス疑惑の三浦和義が自殺。。。
なんだか世の中はどの方向に・・・・ などど考えている間もこの数日間はなかったのです。
10月中旬の週末の3連休の最後の日が本番で、当然この連休の3日間はぜーーーーんぶMオケに捧げるわけです。
連休初日(本番2日前)の夕方から「入試直前つめこみセミナー」のような練習が始まったのです。
【本番前日】
「昨日の夜解散したばかりなのに、もう今朝集合してる。。。」まるで合宿のような状態。
もう逃げられない。明日は本番です。
この日は朝からみっちり練習したあと、夕方からは本番のホールに全員移動。
そしてさらに夜は本番ホールで練習。追い込み猛ダーッシュ!!
でも、このT先生の指導は、やっぱりすごいオーラがあるんですね。
いわゆる「団員をのせる」のがめちゃめちゃ上手い指揮者です。
危機的状況だった楽団の演奏が数時間の濃密な練習時間のなかでだんだん出来上がっていくという感じが。。。
そう。一週間前まで10〜20%程度の出来だったのが本番前日まで一気に70%までUpしたのは、すごいでしょ♪
【本番当日】
「さっき(昨夜)別れたばかりなのに、また会いましたね。おはよう」
当然当日の朝も合宿状態です。
あー、ほんと秋の行楽連休中、俗世では何が起きているか?・・・わからない。。。ひきこもり修行してる気分。。。
とにかく後は午前中の本番直前のステージリハーサルしか残されていないのだ!
またまた濃密~&ハイテンションな練習(あ、この段階ではもはやゲネプロですね)
昨日の65%がどこまで上げることがでるかわかりませんが、とにかく制限時間ギッリギリまでリハってました。
まさに↓こーーんなかんじ。。。

大急ぎでお昼の弁当買って楽屋で食べて、着替えて、サクっと化粧直して、
さ、そろそろステージそで行こうかって言った時は、すでに本ベル15分前!!!!
まーね、あまり本番までの待ち時間が長いのよりはいいけどね。(どんどん緊張感高まっちゃうから)
でもこんなに分刻みで忙しい本番当日って初めてですぅーーー。
さ、いよいよ!
【開演】
13:30
ステージへ
コンマス入場
チューニング
ふうーーー。いくら直前までバタバタしてたとはいってもやっぱりこの時が一番緊張する〜。
というのも、自分としては最初の曲の冒頭部分が一番不安だったからなのです。
13:35
指揮者入場
起立
タクトダウン
♪♪ 魔弾の射手 ♪♪
そう!この曲のpでしかもアップで始まり、しばらくpでホルンの伴奏をするのだけど、
私としては「1曲目にこーゆーのやらさないでほしいんですけどーーーー!」という気持ちで弾いてました。
緊張してるときにこういう奏法ものすごーーーく苦手なんだもん!
とにかく、冒頭の約1分間、苦手部分が終わるまでひたすら、変な音を出さず、挙動不審にならぬよう、
地蔵のようになっていました。(−−;)
そして恐怖の1分が過ぎ、苦手な部分が終わったとたんに、ガラリと人格(?)が変わり、
緊張感もほとんど消え、(わかりやすすぎる・・・!)
まあ、あとは「弾く」ことに専念することができましたが。(最初からやれよーーx ってね・・・)
そしてこの一曲目が終了。うん。有名な曲だし、お客さんの拍手のボリュームもなかなかのもの♪
あとは勢いですね。
♪♪ ボロディン交響曲2番 ♪♪
まあーメイン曲でしょうね。今回の演目の中で一番長い、唯一の交響曲。
最初はなんじゃこりゃ??でしたが、慣れてくるとなかなか面白い。
ゴジラがくるぞ〜♪みたなな始まり方で、途中で何度もリズムがコロコロ変わり
東洋風な旋律もビシバシちりばめられています。
ボロディンといえば「だったん人の踊り」が有名で、この交響曲ははっきり言って聞き覚えのある人は少ないだろうから
逆に間違えてもバレないかな。。。
ま、なんとか終了〜。第一部はここまで
<休憩>
♪♪ どろぼうかささぎ序曲 ♪♪
第2部はわりとメジャーで長さもそこそこの曲が続くので、聴いてる方も楽かなーなどど思いながらスタート。
ロッシーニ作のこの曲も保険のCMで使われていて耳に馴染んでるはず。5月のラフォルジュルネでも演奏した曲です。
(当初、この定演では予定ではなかったけど、新しい曲を0からやるだけの余裕がとてもなかったからであろう。。。)
♪♪ タンホイザー行進曲 ♪♪
ここから合唱団が入ります。オケは合唱が入る部分とそうでない部分では強弱の弾き分けでは忙しくなりますが
やってても、気持ちいいですね。
ただ、合唱に合わせた譜面にしたおかげでフラット5つ!♭♭♭♭♭
聴いてる分にはそんなフクザツなメロディではないけれど、弾くのは大変!
練習始めた頃はけっこうこの曲には泣かされました(涙)
ま、自分にとってはワーグナー初体験の記念の曲♪
♪♪ 「ナブッコ」より「行け我が想いよ黄金の翼にのって」 ♪♪
有名な曲らしいんだけど、申し訳ない、私的には最初あまり耳慣れしてませんでした。
オペラの中で囚われの身となったヘブライ人たちが望郷の思いを歌ったものとのこと。
でもわれわれ2ndばよりんはひたすら単調なアルペジオの伴奏に徹するのみ。途中から腕が痛かった~(>_<。)\
♪♪ だったん人の踊り ♪♪
再びボロディンです。この曲は超有名。最近は「ポロヴェッツ人の踊り」というのが正式になってるようです。
主旋律のオーボエに聴きほれていると出遅れてしまう(汗)
いい曲だなあ。これがやれたのはうれしかったですね。でもサビのメロディはゆったりしてるけれど、
他の部分がこんなに超忙しい曲だったとは!
ちなみに合唱団の方々はロシア語で歌っていたらしいけれど、やっぱり全然わからない。。。
演目終了〜♪
よかったよかった。ブラボーも拍手もいっぱい。
お客さんの中には指揮者のT先生のファンも多いんだろうなあ。。。
「いかにも!」という人たちがいます。
この拍手タイムに客席を見回すのって好きです♪
満面の笑顔で拍手してくれているお客さんがけっこう多いんですよね〜ヽ(^◇^*)/
「よしよし、よくがんばりました」「やれやれーーヒヤヒヤしたけどなんとか終わったね♪」とか
いろいろあるんでしょうけど★
さてもうひとふんばり アンコールです
♪♪ 千の風になって ♪♪
正直いってこれ、3回くらいしか練習してません。
でもま、合唱メインなのでいいかな?
客席で泣いてた人もいたらしいですが。。。。
♪♪ 威風堂々 ♪♪
エルガー作曲の名曲ですね♪
このMオケではアンコールの定番となっています。
これ弾いてると、ツボにはまる旋律と「あーこれで終わりなんだなあ・・・」という感慨で泣きそうになる
と言っていた団員の方がいますが、たしかに。。。。
そして全演目は無事終了!!!
いや・・・・・・ほんっと よくぞここまで(≧∇≦)
ほんの1週間前はあんなに暗雲たちこめていたのに
土壇場の追い込み?火事場の馬鹿力?
3ヶ月間参加していましたが、あきれるくらいのミステリーですね。
PS
後になってから、この定演の経験でよっぽど体力気力を消耗していたんだとみえて、
まずは風邪をひき、しばらく(3週間ほどは)ねちねち疲労感が続きずーっとぐったりしてました。
次の本番も近いとゆーのに。。
まあーーーとにかくおつかれさまでした。
打上げも大いに盛り上がりましたよ♪♪
(2008年10月)
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