何故わたしはHQを読むのか?
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一言で言えば「完全な恋愛小説を読んで、幸せな気分に浸りたいから」である。
ここで言う「完全」とは「完璧な」ではなく「出逢いから心と体が結ばれる、本当のハッピーエンドまで」を意味する。
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初めてマンガを読んだのは、小学校1年生の時だったと記憶している。社宅に住んでいた頃、となりのお姉さんが「面白いわよ、読んでみない?わたしはもう高校に上がるから、いらないの。よければあげるわ」と言われたのだ。初めて読んだ上原きみこさん(当時は先生と呼んでいた)の「ルネの青春」だったと思う。これにはまり、以後ロリィの青春を全巻揃え高校の初めまで、いろいろな作品を読んでいた。
わたしは、幼い頃、少女漫画家になりたかった。胸がどきどきするような、心と心の琴線が震えるような、恋愛。歳を取るに連れ、視野も知識も広がってくると、希望の職業は変わったが、少女漫画の根底に流れるものに惹かれ続けた。しかし、自分が現実の世界で恋愛をするようになると、愛とは自分が夢見ていたようなものではなかった事を知る。つまり、
「相手を好きになる」→「幸せな時を楽しむ(つきあい始めの頃 or 新婚時代)」→「一緒に現実を生きていく」→「パートナーとなり一生を共に生き、本当の幸せを知る」という線表が、見えてしまった。私は今でも、これは異性との平凡だが一番強い結びつきだと信じている。
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だが、幼い頃よりさんざん少女漫画で鍛えられた「夢見る少女」の性格は、30過ぎのオバサンになっても、変わることはなかった。しかも、少女漫画では我慢できなくなっていた。少女漫画は、ターゲットを大学生以下の女性にしているため、過激なシーンはムリなのだ。
しかし、セックスが愛の形の一つであることは事実である。相手と一つになり、二人で一緒に本当にしあわせになりたい、そう思うから女は愛する男性に抱かれる。肉体的に触れ合いのない愛もこの世には存在する、それは確かだ。しかし、崇高な神の愛を求める世界の人や、身体的な事情がないかぎり、俗世界に生きる人間には、異性(人によっては同性)との肉体的な触れ合いは、愛情の面に於いて重要であることが殆どであろう。
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少女漫画の中では、主人公の二人を見守ってきた読者が、ようやく両思いになったあるいは結婚した二人が肉体的に結ばれる場面を、決して紙面の上で見ることはない。つまり、そういうシーンを「少女漫画」の中で詳しく描写するのは不可能であるから。わたしはそう思って、当時少女漫画の延長と信じていたレディース物を試しに読んでみた。しかし、レディースコミックというのは、はっきり言ってポルノの世界だ、というのが私の印象だった。中身は始めから終わりまで性描写の連続。少女漫画のような「心と心の葛藤を踏んでようやく結ばれ」の部分が掛けており、読んでいてつまらない。また、その雑誌にキャンディー・キャンディーを書いたいがらしゆみこさんや、ベルばらの池田理代子さんの名前を見つけた事もショックだった。わたしは二度とレディース雑誌を書店で手に取ることはなかった。
裏ビデオも見たことがある。いや、正確には裏ではないのだが。仕事でワシントンD.C.に出張した時、有線放送を見る機会があった。ちょっと驚いたが、ディスコでのパーティーのB.G.M.代わりにモニタに流れていたものだ。日本でも、ディスコのモニタに映画を流すことはあるが、A.V.は見たことがない。
日本に帰ってきて、仕事仲間の友人に話したら、そんなのはめずらしくない、結婚前ダンナも海外出張の度に買ってきていて、気持ち悪かった、と言っていた。友人に頼み込んでそのビデオを見せてもらったのだが・・・・う〜ん、たしかに行為自体は情熱的に見えるのだが、やはり「仕事」が見えてしまう。つまり、情熱的なのではなく、情熱的に見せようとしているだけなのだ。また、愛から生まれるセックスの場合は相手を思う心からラブトークが生まれるが、それが皆無で単に叫び声だけ。見ていて白けてしまった。頼み込んだ友人の手前、せめてビデオを最後まで見ようとしたが、テープの中には茶番劇が何本も連続で入っており、だんだん吐き気がし、「悪いけど、止めて」と言ってしまった。友人は笑っていた。「だから言ったでしょ、気持ち悪いだけだって。大丈夫?」といいながら。わたしは二度とA.V.を見ることは無かった。こんな物を見ただけで幸せを感じられる男性機能の単純さが羨ましく思えたほどだ。
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性欲は人間の生理であり、人類の文化にも多くの貢献をしてきた。平安時代の国風文化の中で生まれた数々の小説や日記、中でも人類史上最古と言われる小説「源氏物語」は、自分の妻の舅である右大臣・左大臣に政治を牛耳られ、性行為だけが主上(おかみ)の仕事となった後宮の中から生まれた。また、画面を美しく見せるために自動調整してしまうウィンドウズと異なり、ガンマー値を修正することなく正確な色合いをモニタ出力し、ウィンドウズとは比較にならない程、デザイン・広告業界では大御所なアップルコンピューターのマックは、まだパソコンが「オタク」達だけの物だった頃、女性の局部をモニタで正確に見たい、そんなオタク男性達の切望が、メーカーの画像出力技術を磨いてきたのである。
多くの女性にとっては、セックスは精神的なものが影響すると思う。わたしは医学的な知識は無いし、性的マッサージというのを試したことがないし興味もないので、あくまでも一般的な話しかできないが、女は相手を思う心がなければ、絶対セックスで満足は得られない。男の経験や技術など知ったことではない。技術などなくても、自分のことを本当に思ってくれているとわかり、それを自分が受け入れる程相手を思っていれば、女性はその人とのセックスで幸せを感じることができるであろう。
もちろん、人によって個人差はあり、「セックスで幸せや満足を感じること」と「セックスで肉体的なオーガズムを感じること」は違うことだ、と主張する女性もいるであろう。それはそれでよい。わたしは自分に関して書いているのであり、たとえ肉体的にオーガズムを感じても、精神的な満足を得られるとは限らない事を知っている。
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わたしが求めているのは、人間と人間の心の触れ合いと、妥協のない愛、異性だからこそ生まれる情熱、苦しみ、そして本当の幸せを掴むために、二人は肉体的にも結ばれる、そんな恋愛を安心して見られるもの、である。安心して、というのも私には重要である。HQは絶対ハッピーエンドになる。少女漫画でも小説でも、読後に本を叩き付けたくなるほど不愉快な思いをする物も少なく無いことを経験上知っているから。ベストセラーと呼ばれる「ノルウェーの森」や「The Bridge of Madison Country」がそうであった。ストレス解消どころか、イライラが増えてしまった。もともと、この本は、読みたくなかったのだが、友人が「あなたは本を色々読むけれど(私の趣味は古典文学、哲学、歴史モノ)、偏りすぎているわ。流行のモノを読むことも大切よ」と言われ、単純な私は他人の意見に影響され、トライして玉砕したわけである。
私は大学時代、英語英文学も取っていたので、かなり多くの原書を読んできたが、それらは時間というフィルターで濾過され、現代に残ったモノ達であった。また、若いときはそれなりに問題を抱えているとは言うものの、あくまで親の庇護の元での苦労であり、基本的には勉強以外は何もしなくていいので、哀しさや苦しさを本から得て泣くことも貴重であった。
しかし、世界最高レベルの技術を既に持つ顧客を相手にしなければならない北米市場担当をまかされ、無能な上司の元、大企業の車輪の一つとして働くむなしさと、大企業だからこそできる挑戦、矛盾、そんなものの前に、自分の足下にも転がっていそうな現実的な小説での不幸な話などうんざりするだけなのだ。貴重なプライベートな時間を、そんなものに割いてわざわざ読まなくても、そんな不幸な結末は、社内でも友人にも、いくらでも見ることができる。小説と違って「現実」というもっと重い空気の中で。そんな本を読むのは時間の無駄だ。私にとって「安心して読める」というのは、貴重な条件なのである。
今日は顧客との会議、スーツとアクセサリーと化粧で武装する。はっきりした物言いで相手に自分の意見を主張する、それはとても楽しい事だけれど、アメリカだって男尊女卑はある。微かな敬意と侮蔑を彼らの目に感じながら、Chair womanを担う。そう言えば、アメリカ人の昔のカレに言われたことがあった「日本語を話す時はおっとりと優しく話すのに、英語を話す時はすごく明るくて楽しそうに話すんだね。でも両方とも早口だけど。まるで性格の違う女性みたいだ。」と。
話が逸れてしまったが、紆余曲折を経てようやくつかんだ幸せ、絶頂での二人の姿の描写が見たい、だからわたしはHQを読むのである。
HQを女性向けのポルノ小説だと言う人もいるが、ポルノの意味を単純に「詳細な性描写」と定義するなら、HQはポルノ的な部分を持っていると言われても仕方ないかもしれない。ただ、もし私の目的がそういう内容だけであれば、先に述べたレディースコミックや、最近では日本でも簡単に手に入る裏ビデオの方が、満足できるであろう。なんといってもビジュアルに訴えてくるしね。
現実の世界では、愛し合う者同士が結ばれるとは限らないが、せめて本当にお互いを思い合う運命の二人が愛し合う姿を見たい、読みたい。その描写が例え、他人にポルノ的だと言われても、人間が異性を愛することの意味を知る瞬間、その情熱で幸せに浸る姿を見るとき、「良かったね、本当に良かったね。」と、読みながら感動を覚え、私自身もまた幸せを感じることができるのだ。早い話、多くの女性がそうだと思うが、私がHQを読むのは、男性の様な性的欲求の処理が目的なのではない。精神的なリラックスと他人の幸せを自分の幸せと感じられる幸福感に、自己陶酔しているだけなのである。
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日本という社会に於いて、HQの中に出てくる様な恋愛を望んだら、生活自体が危うい物になる。現実の世界の中には、先に書いた私の様な環境の人もいるだろうし、家族との問題、上手く行かない仕事、子育てに近所つきあいなど、ストレスは多いので、こういう恋愛や(主婦なら不倫)まで抱えていたら、頭がパンクしてしまうだろう。まぁ、敢えてそれを望む女性は、それを楽しめば良い。ただ、わたしは根性無しな夢見るオバサンなので、そんな体力と根性を持ち合わせていない。「臆病」だと言う人もいるかもしれないが、そういう次元の話ではなく、それでなくても日常生活の中での多くのやっかい事の他に、好んで問題を抱えたくないのだ。うざったいのである。他人の棺桶を自宅に運び込んで泣くような真似はしたくない。する必要もない。
小説やテレビで楽しみ、「いいわねぇ。」など、頬を染めてため息を付く程度で十分なのだ。そうすることで元気が出て、また新しい気持ちになったり、自分もいつもこんな女性でいたいと、自分を磨くことにもつながる。
大学を卒業後、最新技術動向を見る、情報を得る、私の読書はそんな目的が殆どを占めている。でも、リラックスしたい、肩の力を抜いて他の世界を見たい、そんなときは、ミステリーかHQ。やっぱり私にとって、本は、異次元を覗く窓なのである。幼い頃から、それは変わらない。
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稚拙な文章で、自分の思いを伝えられたかどうか不安も残るが、できるだけ丁寧に書いたつもりである。ティーパーティで、HQファンであるあなたと語り合えたら嬉しいな。
1998年7月吉日
Thank you for taking your time to read me.
Love from Snow.
わたしのハーレクイン(独り言より抜粋)
「恋は本屋さんで売っている」ってのは、HQのCMのキャッチコピーだが、「運命の出会いはページの扉の向こう側」ってのが私の実感。私の永遠のヒーロー、ニコラスはHQを開けばいつもいるから!
1998年10月12日(火)の独り言より抜粋
先日、私のHP訪問者の方から、こんなメールを頂いた。「Snowさんは、今まで読んできた中で、この人なら現実の世界でも結婚したいっっっ!って思ったヒーローいますか?」
私のHQ歴は四年ほど。ブランクもある。色々読んだが、そのヒーローにはそのヒロインが一番似合うと思うし、読んでいる最中も「この人を奪いたい」と思うようなヒーロー・・・いただろう か??? いなかった気がする。でも、最近おばさんボケが始まっているので、記憶に自信がない。
そんなこんなで、次の発売日20日までの数日を、今まで貯めたお気に入りのHQをざっと読んでみることにした。まともに読むと大変なので、さらっと目を通し、読んだ当初の気持ちを 思いだしてみる程度だが、それでも10日以上かかった。・・・そしてみつけた!いたのだ、そういうヒーローが一人だけ!!
それはまだ、毎月発売されるHQの全作品を買って全部読んでいた頃の事。Lindsay ArmstrongのEnter My Jungleのヒーロー、ニコラス・バーレット。33歳、弁護士。ちょーーーーー嫌なヤツであった。
だいたい、私は仕事上では弁護士などという職業の方とつきあいはないが、法律関係の仕事は好きではない。法律って、明確な答えがあるようで、無いからだ。答えがはっきりしない場合は「前例ではどうなっているか」を調べる事から始まる。大学時代、法学を教養課程でかじったがイライラすることが多かった。つまりうちの会社同様、「異例」に対して過剰反応をしめす傾向が強い人間が多いのだ。(個人的な好みであり、完全に偏見です。弁護士さん ごめんなさい。)ということで、彼の職業はあまり好きではないが、男性を職業で選んではいけない。目をつぶろうではないか!
それにしてもこの男性、すっごく魅力的な男性なのだ。皮肉屋だし、時にすごく底意地が悪い。「おまえは川端康成か?」と思うほどにひねくれたモノの捉え方をする。が、しかし!すご く現実味のある男性で、わたしは読んでいて、良い意味でも悪い意味でも彼の虜になってしまったのを思い出した。率直で正直で誠実なんだもの。(思いやりはあまりない。) 彼は心 の中に彼自身でも気が付いていないダイヤモンドの原石を抱えてる。私がそれを研磨して、光輝かせてあげたい!ミランダじゃだめ!彼を人間として男性として成長させられるのはわ たしぃぃ〜!などと思ったものだ。#若気の至り・・・
しか〜し、私がこれを買ったのは「HQ文庫」になってから。オリジナルではないので、例のごとく、絵がついていない。従い、ニコラスがどんな容姿をした男性なのか、皆目検討がつか ない。私はこれについて、当時、HQ(株)殿に苦情の葉書を出した事も思い出した。文庫の方にもちゃんと絵を入れて欲しい、と。
ニコラスに片思いしながらも、次のHQ発売日には彼をすっかり忘れ、私だけが歳をとり、少しずつニコラスの歳に近づいてい行く・・・。今回、何年ぶりかで読んだ本の中のニコラスは全 然歳をとらず、相変わらずの皮肉と意地悪を、嫌味で魅力的な笑みと共に解き放ち、愛するミランダとハッピーエンドになっていた。読みながら胸がじぃぃぃぃ〜んと熱くなる。私の彼に 対する気持ちは色褪せていない。ニックは今でも私のヒーローだ。何百冊と読んだHQだけれど、私がここまで思えたヒーローは後にも先にも初めて。ちなみに今回のB.G.M.はマーラー のアダージョでした。
それにしても、現実の世界の過去の男性なんて、日頃思い出さないし、思い出してもあまりじーんと来ない。現在そばにいるヤツとなると「じーん」なんて気持ちは論外だ。・・・どーして だろ?やっぱ私にはHQじゃなきゃダメなんだぁー!
皆さんには、「今まで読んできた中で、この人なら現実の世界でも結婚したいっっっ!って思ったヒーローいますか?」
1998年10月17日(土)の独り言より抜粋
「HQなんて読んでいて面白いか?」と、また神経を逆撫ですることをのたまってくれた。(普通に言ってくれれば別に何てことない台詞だが、小馬鹿にしたように言われると腹が立つ。) ムッた私は「話し合いましょう」と彼をキッチンに引きずり込む。
彼曰く「このニックがやっていることはレイプだろ?力で女性を押さえつけて言いなりにさせるのは、本当の男のやることじゃない。前にも君に言ったけど、僕は祖母から、女性に手をあげたり力で従わせたりすることはしてはいけないと子供の頃から言われていたし、今までその言いつけを破ったことは一度もない。」
そういえば、GWTWで、スカーレットが本気でレットを愛している事に気づいたのも、レットに無理矢理抱かれた翌朝だった。しかしレットは自分の行為を恥じ、スカーレットに寄りつかなく なって、更にスカーレットとの溝を作ってしまう。なるほど、欧米人男性の考えではそーなのかぁ・・・。どこの国でも、男って女の事、なーんも分かってないんだなぁ。
「そりゃ、本当に女性が望んでいないことはするべきじゃないわ。でもニックにベッドに連れて行かれた後、ミランダは応えているじゃない。ニックのやったことは、きっかけに 過ぎないのよ。二人は愛し合っているんだもん。」
「きみの言っているのは結果論だろ。女性の立場から言えばそれで済むだろうけど、女が本当に何を望んでいるかなんて、かなり場数を踏んでいる男にだって分からない時の 方が多いさ。特に気持ちと反対のことを言われたら、それを見抜くなんてかなり難しいよ。」
「ほらね。そんな男ばかりだから女性はHQを読むのよ。」
「まったく勝手だよなぁ。」
「あら、男性読者はHQに出てくる "ほっそりしたヒロイン" に憧れるんじゃない?男性だって楽しんで読めると思うわ。」
「ほっそりした体型の女に憧れるのは男じゃなくて女の方だろ。中世の絵画を見てみろよ。現代にも名前の残っている有名男性画家が選んだ裸婦のモデルなんて痩せてるのい ないだろ。女は肉がついて柔らかい方が、男は抱いていて気持ちいいんだよ。HQっていうのは、女の作家が女の読者向けに書く本だから、ああなるんだ。大抵の男性読者に は退屈だ。」
なるほど、と思った。こういうのって個人的な好みがあるし一概には言えないとは思う。ただ思ったのは、やっぱり現実の男性の考えってこうなんだなって再確認したりして結構ショック だったが、こーゆーのを聞くとますますHQにのめり込んでしまいそう。だってそこには、いつでも自分の望む人がいるんだもの。ヒーローもヒロインも。
私は男性の心理というのは永遠に理解できないかもなぁ、と思った。しかし一つ気が付いたことがある。結局、遠回しに「おまえはデブだ」と言われていたのだと。(T_T) いいけどさ、別に。事実だし。
AERA掲載 インタビュー記事に関して
AERAに掲載されたHQの記事に関して訪問者の方々から反響があり、メールを沢山頂きました。あの記事の中に書かれた「現実の世界が不幸だからHQを読む」とも取れるような表現は私もとても残念に思っています。
ただ、AERAの岡本記者は礼儀正しい方でしたし、私はあの記事はあれで仕方ないと思います。記事をお読みになった方はご存じかと思いますが、インタビューを受けた読者は当然ながら私だけではありません。記者の方が他の方のインタビューでの意見に平等に耳を傾けた結果であり、また、AERAの限られた紙面スペースと、AERAの商業要素を考えたとき、あの記事はHQ読者の意見として公平なのだと認めざるを得ないでしょう。しかし少なくとも私個人に関して言えは「現実が不幸だからHQに逃避している」というのは100%無いと断言させていただきます。
けれど、私がどんな質問を受け、どのように答えたか、それだけでもファンの皆様に伝えたい、そう思って当サイトでインタビューの内容を公開します。
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Date: Wed, 12 May 1999
なぜイブサンはハーレクインが好きか。 という問いは、HPに詳しく書いてあるので、そちらから引用させていただいてもよろしいでしょうか。あれは非常に参考になりました。(少女漫画から入ったこと、ポルノ、AV、レディコミとの違いなど)
はい。結構です。
私がHQが好きな理由は「ゴージャスだから」というのも理由の一つです。
表紙絵を含む、本の装丁にしても、です。
仕事では、身なりもまた重要です。女性ニュースキャスターがみなショートカットなのは伝えるニュースの信頼性のイメージを高めるため、それと同じです。わたしも後輩の男性エンジニアから「自分の思うままの方向に物事を進めるし、僕らをこきつかうもんねぇ」と言われていますし、誉め言葉だとは思っていませんが、仕事ではそれで良いと思っています。そういう、女性にとっては負とも思えるイメージも、会議で発言したり、自分のプランを通したりするときに、決して負ではないのです。
そんな、仕事を持つわたしにとって、HQが「ゴージャスであること」は、HQが「安心であること」と同じくらい重要です。
ステイタスって言葉がこの場合に合うのかどうかわかりませんが、紺のビジネススーツ着て、オイスターのロレックスして、バーガンディーのアタッシュケースを持った女性が、朝一番のワシントンポスト紙とお気に入りのHQを1冊を片手に出勤。そんなシーンが似合う女性でありたい、あり続けたいと思っています。
イブさんは、何歳で、どういったお仕事をされているのか。商社、金融、メーカーなどアバウトなものでいいです。外資系企業、とかでもいいです。なにか、記事を読んだ方にイブさんがどんな女性なのか、イメージが分かるような情報が欲しいのですが・・。HPの文面を見る限り、たいへんキャリアのある女性とおみうけしました。
そんなお洒落な仕事じゃありません。(^_^;)仕事がハードで薄給なことで有名なエンジニアです。通信機器メーカー勤務、年齢32歳、北米市場向け通信機器のハードウエア設計開発をしています。
今日、ハーレクイン社に取材に行きました。その綿密な経営戦略に感嘆してしまいました。 私は詳しく知らなかったんですが、ずいぶんいろんなシリーズがあるのですね。シリーズごとに、出てくる女性のおおまかなパターンもあるそうですが、イブさんはどういったシリーズの、どういったタイプのお話が好きですか?また、買うものは作家名で決めますか?
ファンの多くが作家名で決めるようですが、私の場合はまず内容。読後に気分悪くなる「不倫もの」だけは絶対さけるべく、極力チェックします。
が一番好きです。で、この傾向を多く書く作家、ということで、作家で選ぶことも二次的にはあります。
一番はずれがないのは、ヒストリカルです。国や時代がはっきりとはさせていないのが多いとはいえ、作家によってはリサーチがとてもよくされており、当時の建物や部屋の設え等の描写が面白いので、歴史好きのわたしにはたまりません。毎月の発行冊数がもっと増えてくれるといいのですが・・。
ちょっと語ってしまいましたが、基本的に私はシリーズでは選びません。あくまで内容です。で、内容で選ぶと何故かシリーズも限定されて来ます。毎月の傾向として
の順になるようです。
ハーレクイン歴は何年ですか。その間に、作家や作品の傾向に変化は感じましたか?(たとえば女性のライフスタイルがどんどん変わっているので、設定も変わってくるとか)
今年で5年です。高校の時に一度だけ借りて読んだのですが、ホットだな、くらいしか思いませんでした。大人になって人並みにストレスを抱えるようになりましたが、ビールコップ1杯でグースカ眠れる私にとって、アルコールではストレス解消になりません。偶然出会ったHQは絶好のストレス解消でした。なんといってもハッピーな気分になれますから。
ライフスタイルが変わって読む本が変わることは大いにあるのですが、ことHQに関しては私に限ってはいまのところありません。恋愛の形は、ライフスタイルの変化に伴っては変わらないでしょ?それと同じです。
私が40,50,60,70になっても、HQを読めるように、作家の年齢もヒーロー、ヒロインの年齢も、共に上がってくれるといいな、と思っています。
偉大なるマンネリズムという言葉がありますが、水戸黄門や寅サンみたいに、結末が予測されてるんだけど、それだからこそ安心してみられる、というものをみたい、という人は意外に多いと思います。ハーレクインも、そういう面があって、ハッピーエンドに終わる!と分かっていてやはり読んでしまう、という面があると思います。そういう安心感というか、予定調和というか、そういう世界をたまに味わうことが、ご自分にどんな効果をもたらしていると考えますか。
マンネリというなら、大抵の人間の実生活がそうですよね。同じ時間に起床、出勤、ハードな仕事して、時に口論して、クタクタになって帰宅。判を押したような生活。やりがいはあるけれど、目標もあるけれど、マンネリな毎日の積み重ねが、良い結果を出すその瞬間につながっていくのです。けれど マンネリな毎日というのは一日の積み重ねで、1日というのは24時間で、その間に、ホント、気が遠くなるようなストレスやイヤなことが起こります。
そういう意味で、私にとってHQはマンネリではありません。水戸黄門のような「共通しているシーン」や「同じ筋をたどる」という意味ではマンネリとも見えるでしょう。
けれど、登場人物達の性格はそれぞれ全然異なります。場面も、環境も、セリフの一つ一つも。似たようなシーンでも、人物たちの感じ方、考え方、それらが全部違うのです。
一つ言えるのは、HQの場合、そういった部分に関して細やかな読み分けができる力が必要ですので、読書好きな人じゃないと、「同じじゃないか」で済んでしまうでしょうね。
私自身への効果としては、やはり「リラックス」が一番ですね。読んでいて、好きなセリフ、好きな場面、好きな場所。そんな、一瞬ですが鮮やかなシーンが読後に心に残り、自分の気分が変わり、やる気になったり、行き詰まっていたのに新しい考え方にふと出会ったり。そんな効果があります。それと、アメリカの日常生活や食生活を知るのに役立っています。
私は仕事上アメリカ人(特に働く女性)と過ごす事がとても多いのですが、HQで読んだ食べ物、飲み物、社会的話題、家庭の話題。ワシントンポストやNY Times等の社会面すら出ないけど、いま地元の女性で話題になっている、そんな話題が満載な作品も多いのです。
どんなとき読みますか?(寝る前、通勤電車、仕事で疲れたとき、など)
寝る前に読むと止まらなくなり、翌朝眠くて仕事に影響が出るのでよみません。また、私の場合、電車は基本的に寝る場所になっています。従って、金曜の夜から日曜の昼の間、時間が許すときに読みます。元々読書好きなので、本を読む時間はかなり多いのです。
出張中は残業ではなく、夜はホテルで仕事なので、平日の場合は、仕事から帰ってお風呂入って、ニュースみながら or 部屋のデスクで仕事しながら夕食とって、日本の上司やエンジニア仲間からの国際電話を待つ間、HQターイム!です。(*^0^*) 土日の夜はバスタブの中に好きな香りのバスオイル入れて、最高の気分で読みます。気がつくと眠り込んで、本は湯船の中ってことも一度ありましたが・・・。(汗)
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