潟nーレクインからの回答
鰍gQ殿より、当サイトが公開している質問の一部に関し、回答を頂きました。
とても丁寧なお手紙で、単に「一応、顧客の質問に答えておけばいいや」という上辺だけの丁寧語を連ねた文面ではなく、とても心のこもったものでした。私は本好きなので、今まで岩波文庫を始めとする大手出版社に質問やリクエストの電話だのハガキだのを出した経験が多くありますが、ビジネス文書体を使わず、こんなに心のこもったのは初めてで、ちょっと感激しております。
ここでは「ホームページから出ている質問にいくつか答えていただく」ということに内容を絞り、アンケートでも出ていた要望のうち、2点に関する回答を公開します。
私の拙い文章力でダイジェストするより、全文掲載の方が鰍gQ殿の意向が皆様にダイレクトに伝わると思いますし、ホームページ上で話題になった件に関しての回答との事でしたので全文掲載も問題ないと思ったのですが、「何故ネットではなくお手紙にしたか」の理由が細かに書かれていたので、その意向を尊重し(つまり全文掲載したらネットでお返事を頂いたのと同じ事になってしまうので)、全文掲載は控えさせて頂くことをご了承下さい。
今度いつまたHQからレスがあるか、それとももうないか、全然わからないけどそんな事は構わない。ファンのみなさん、HQライフをよりエンジョイするための私たちの要望を、これからも間接的(さらに殆どの場合は一方通行)ではあるけどネット上でリクエストし続けていきましょう!
■
どうしてHQは過去の作品の入手がむずかしいの? どうして改善されないの?
当サイトのアンケートで一番多いのは、「過去の作品の入手をもっとカンタンにしてほしい!」というもの。HQ社に伺ってみました。
頂いた回答をまとめてみると、やはり「ファンの要望するようなサービスを実現するためにかかる費用」と「売り上げで得られる利益(価格x売れ部数)」のバランスの悪さが原因のよう。確かに入手したい作品って千差万別ですからねぇ。
「通常の出版社の書籍のコストの中の最大のものは在庫に関する費用。ハーレクイン社の発行点数をこの価格で刊行するには、数ヶ月で廃棄するハーレクイン社のやりかたでないと、絶対に成り立たないのです。」
なるほど。 今でも十分に高いと言われるHQ(私はあまり思ってないけど。逆にちゃんと値上げして、もっとちゃんとしたイラスト入りの装丁にせい!と言いたい。何だあの風景は!日本らしくて良いし、綺麗じゃないか!でもヒロインとヒーローの顔がみたいぞ! 例:イマージュ)だけど、あの値段をキープするための努力の証しなワケですね。
でも、
の大きな理由は、「新古本」だそうです。「なにそれ?」と思った私。(私、古本屋って好きじゃないの。臭いがきらい。BookOffとか入った途端、ヘンな臭いするじゃない?アレがダメ。それに本も汚くて触る気起きない。)
「HQの場合、コストの中では群を抜いて作家に支払う著作権料の費用がかかっています。一度書店で読者が代金を払った本は、中古本として、いわゆる昔からある古本屋さんに出るとしても、最初の代金の中から著作権料が支払われていることになりますが、新古本の多くは万引などで一度も著作権料を支払われないもので、これは作家の知的所有物である作品を泥棒する行為だと言えるでしょう。読みたい本が手に入らないというのは全く申し開きのできない私達の落ち度ですが、楽しみを与えてくれる作品を生み出してくれた作家にその代価である著作権料が支払われるのは絶対必要なことだと思うのです。」
同感ですっ!音楽だってパソコンソフトだってそうです。
「で、もちろん、私達の方にも、全く支払いが行われることがないので、結果として定価そのものを高くする大きな原因となるということになるのです。」
なるほどねぇ・・・。 ということはやはり、電話やファクスでバンバン、リクエストして、好きな作家の再販を実現するしかないってことね。
オフィシャルHPの事も、しつこく迫り続けたため、もしかしたら実現するかもしれないしぃ・・・。(↓の話は随分前の事なので、改善されるかも!)
今後もHQ社は、過去の作品の再販を続けていきます。自分の好きな作家・作品をしつこくHQ社に伝え続け、気長に待ちましょ♪
■
「しない」のではなく「できない」ようですね。過去の経緯から始まり、とても丁寧に説明されています。上手くSummarizeできるか自信ないのですが、やってみますね。
理由:著作権問題 全てはこれに集約されるようです。
著作権、それはHQの財産である作家と作品を守るためのもの。作家と作品こそが財産である鰍gQは、この権利に関し、神経質なまでに注意を払っている。作品のタイトル・ストーリー(含あらすじ)・キャラ設定全ての著作権は作家にあり、それを使用するには使用料を支払わなければならない。その管理はスイスにある別会社が行い、その子会社である鰍gQも本社であるHarlequin Enterprise Ltd.も同様に使用料を支払っている。
友達同士の言葉のやりとりとは異なり、鰍gQがネット上で本の表紙・ストーリー(含あらすじ)を行うことが著作権侵害することになるのでは?と、全世界のHQ社で協議した結果、「著作権の問題がある限り、出版社が本の内容を紹介し、管理していくのは本社以外では物理的に不可能ではないか」という結論に達し、当時すでにホームページの作成をしていたカナダ本社、オーストラリア、ドイツ(一般向けではない)を除き、当面は各国とも新たにホームページは作らないように決定した。
実際、出版社が著作権に更に神経質にならざるを得ない様な悪質なケース、「ジャネット・デイリーの盗作事件」も事前に起こっており、当時盗作された側のN. ロバーツのショックとその後の訴訟騒ぎその他で、「誰が言った言葉をどういう形でどう使用するか」と言う問題に関し、更に神経を尖らせることになった、という。
また、鰍gQにとって、ファンクラブ会員はとても特別なお客様。しかしクラブ会員の多くはインターネットへのアクセスを持たない方が多い為、ネット上でしか手に入らない情報というものが無いようにと気を遣わざるを得ない。
著作権問題はともかく、最後の理由は納得できない。大事なお客様であるクラブ会員への情報の偏りを避けるためという理由も分かりますが、「ネットでアクセス頂いたお客様だけへのプレゼント」みたいなことも行っている企業(マクドナルドやTVドラマのHP等)も多いモノ。会員は年会費を払っているから事情は全然違いますが、発想の転換をすれば、ネットを宣伝の媒体に利用する良いチャンスだとも言えます。クラブ会員にパスワードを交付し、メンバーだけに提供できるサービスもあるでしょう。もちろん、ネットアクセスができない会員との大きなサービスの格差が発生しないよう留意する必要もあるでしょう。でも、今回の様に、HQを楽しむ上でとても助けになる、オーディションの裏話やReal Timeで提供してこそ意味がある様な情報、そんなものをネットで提供して頂きたいです。もちろんクラブニュースでも読めるでしょうが、ニュースは2ヶ月に一度の発行ですし、オンラインでしかもReal Timeで情報を流した方が、ファンもより作品を楽しめますし、限られたポーションだけとはいえ、絶対に運営コストも低く押さえられると思います。
まぁ、そうは言ってもご説明頂いた複雑な事情で、当面日本語サイトの実現はなさそうですね。それでも、鰍gQのオフィシャルサイトの公開というのはファンにとっては待たれるもの。いつか実現すると良いですね。ということで、これからも「オフィシャルサイトの公開」はファンからの要望からは外さずに、(実現するかどうかは別問題として)リクエストの声だけでも挙げ続けようと思います。
■
購入者の数が増えることが価格を下げる最大の原動力。海外のHQ本が安いのは、それも一因。本は何万冊作っても、数百冊でも、かかる費用があまり変わらないので、沢山売れれば一冊当たりにかかるコストも下がる。
それ以外にも、他の言語に比べると日本語は翻訳料が圧倒的に高い、紙の値段がまるで違う、等の日本独特の要因もあり。
(ここから原文引用)ただし、沢山買ってくださる方にとって、かなりの金額になることは良くわかっているつもりです。読者を増やす努力と、読み終わった後、ああ良かった、と満足して頂ける本を出すことは私たちの絶対的な義務です。いたらなくて申し訳有りません。
■
所感・謝辞 from Snow
鰍gQ御中
まず最初に、丁寧なコメントをありがとうございました。
多くのファンの意見を一方通行でも良いからネットで公開し続け、いつか鰍gQ関係の内のおひとりでもに偶然目を止めて頂けるチャンスがあれば、間接的ではあるけれど「フムフム、ファンはこんな事を考えているのね」って知って頂ける日が来るかも、と願っておりました。でもまさか一部とはいえ、御社からコメントを頂けるとは予想していなかったので、とても嬉しかったです。
全体を読み終えて第一に思ったことは「ファンのページだからこそできることを、これからもドンドンやっていきたい」と言うことでした。
例えばCMの公開ですが、世界中のブラピのファンのサイトでは、CMが自由に流れています。(ただし、CMそのものではなく、ファンが苦心の末、素人技で作成した自作アイコンです。)日本のファンページでもEDWINのCMをアニメGIFに加工して、地方在住の方にもCMの感じだけでも見れるようになっています。本来これも厳密に言えば法律上問題があるのかもしれませんが、訴訟問題など聞いたことがないし、EDWIN側もこれが利潤を伴うものでなく、単なるファンの楽しみとして使われていると分かっているので、目をつぶってくれているようです。実際それで(私を含め)503のジーパン買っちゃう人も少なくないわけですから。(^_^;) まぁ、ぴ様のCMとHQのCMでは複数モデルの採用など形態が異なりますし、同一視はできませんけどね。
私も、ぴ様サイトの様に、CMをGIF加工して自作でアニメアイコン作って台詞をテキストで書いて、CMの流れというか構成だけでも皆さんに紹介できたらなぁ、と考えていたこともありました。自作なので絵は小さい上に品質は悪いのですが、ファンレベルではその程度の素人芸しかできませんしね。でも、HQのCM、関東でもオンエアするとの事ですので、そんな苦労はしなくてすみそう。(紹介くらいはするかも。)一番よいのは、鰍gQのオフィシャルサイトでReal Audio/PlayerでCMが見られるようにして頂けることなんですが。(#あ、しつこい?)とにかく、素人技だけれど、ファンページでしかできない、幅広い事を今後もやっていけたらな、って思いました。
私はこれからもHQを読み続けるし、公認サイトが公開されないなら尚更、ファン同士での情報交換が有効になると思います。仕事で専門的なことは法務部の管轄なので、私も著作権や知的所有権に関して、その知識量に自信がありません。
今回の鰍gQ殿の説明を読み、同じ多国籍企業ではあっても、出版界(著作権は作家)と私の業界(著作権は企業)との翻訳後の著作権・所有権の取り扱いが全く異なると分かりました。したがって、権利侵害に関して今後も注意はするつもりですが、HQを愛するあまり、やりすぎる事もあるかもしれません。そんな時には、多少の事にはあまり目くじらを立てず「まぁファンが遊びでやっていることだし、利益目的じゃないし」位で見て見ぬふりをして頂くなど、甘く見ていただくことを多少期待しながらも(エヘヘ)、気が付かないうちに危険なレベルまで行ってしまった時には、書面にて警告して頂くようにお願いします。m(_ _)m
このお手紙を通して、御社が「顧客サービスも御社の製品の一つである」ことを認識している事や、鰍gQ殿と私たちファンのベクトルが同じである事が、今回の事で判明し、とても嬉しかった。これからも御社の製品に関し、多大なる期待を寄せているファンが多く存在することを念頭に、企業努力をお願いいたします。
しかし、あの古本屋巡りをしないと手に入らないと言うバックナンバーだけでも、ルートや在庫システムを工夫したり刷新したりする事でどうにか対応できませんかねぇ。それでなくても忙しい中、欲しいタイトルを探し求めて古本屋を巡業すると考えるだけで、なんだか無性に情けなくなることがあるんですけど。(私だけか?)
最後になりましたが、鰍gQ殿に於かれましては、改めて、ありがとうございました。今後は文章だけでなく、HQ本やサービスの改善などの実際の結果でも回答を出していただける事を強く期待します。
以上
|
|||
|
|