"「1973年のピンボール」の風景" 〜Location 解説〜




<灯台1>

 現在、芦屋・西宮にある灯台はこの今津灯台のみです。海上保安庁に問い合わせてみたところ、過去には西宮に"西宮防波堤灯台"なるものがもう一つ存在したらしいのですが、これは「黒」ではないため作中の記述と異なります。
 現存する唯一のこの灯台は西宮市の今津西浜町にあるのですが、見ていただいたらもうお分かりのように「ずんぐりと黒く、ちょうど鐘をすっぽりと伏せたような形」をしています。ただ、作中では「オレンジ色のライト」とあるのですが、実際にはグリーンでした。過去に色が変わった歴史があるのかもしれませんが、現在調査中で未確認です。マップはこちらになります。



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<灯台2>

 作中で「鼠」は灯台の突堤より西の果てと東の果てを望みます。現在では今津灯台のある場所は埋め立て地に囲まれているため、大阪や神戸を望むことはできません。そのため私はの"撮影ポイント2"まで出て撮影を行うことにしました。防波堤では釣り人たちが海面に糸をたれている姿が多くみられました。撮影を行った日は薄く雲がかかっていたため、大阪の「高層ビル」はぼんやりとしか見えませんでした。また行く機会がありましたら是非撮影しなおしたいと思います。



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<霊園1>

 作中には「霊園は山頂に近いゆったりとした台地を利用して広がっている」「眼下に広がる街の夜景を見下ろ」すことができるとあります。芦屋の北にある芦屋霊園はまさにこの条件を満たしています(マップ)。鼠が車を停め、「女の肩を抱きながら眼下に広がる街の夜景を見下ろしていた」「南東の隅にある林」もあります。とにかく広く、一番高い場所まで行くには結構歩くことになります。この写真は夜に撮影したのですが、時間的な余裕も無かったので急いで中に入っていこうとすると妻が後をついてきません。そして一言「恐い」と・・・。その瞬間、ふと我にかえってしまいました。周りを見渡すと殆ど真っ暗やみの中に墓石が立ち並んでおり、確かにコワイんです。そこで「スリラー」のマイケル・ジャクソンのごとく歌でも歌って盛り上げられればよかったのですが、生理的な反応には逆らえません(汗)。「仕方ないなぁ。じゃあ車で待ってろよ。一人で行ってくるからさ。」と言って入っていったのですが、入り口を少し入ったところでさっさと撮影をすませて、逃げるように立ち去ってきました(弱)。そんな感じで命がけの一枚になっていますので、そこのところを踏まえてしかと見てやってくださいね♪



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<霊園2>

 昼の霊園です。全然恐くないです(笑)。景色も良いです♪「南東の隅にある林」も昼になってようやく確認できました。私はかなり奥の最も高い部分にて撮影を行いました。写真で遠くに見えるのは神戸港になります。ちなみにこの霊園、昼は誰でも車で中に入ることができるのですが、16時以降は門が閉ってしまうので車で入ることができません。ですので、鼠のように女性を助手席に連れて夜に車で入ろうとすると・・・情けない思いをします。要注意です。まあ、夜の霊園なんて肝試しに行く人しかいないと思いますが。



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<灯台4>

 灯台の近影です。近くにはこんな看板があります。暇な方は読んでみて下さい。



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【神戸・芦屋・西宮 村上作品めぐりツアー】