黄砂に吹かれて…城壁と兵馬俑の街、西安

いにしえの唐の都、長安は現在は西安と呼ばれています。この街はまさにシルクロードの出発点であり終着点。西安の街に今も残る当時の城壁は南北3キロ,東西4キロにもわたり、当時の長安の都がいかに大都市だったかがうかがえます。また、西安の西にある古墳の壁画には蒙古人や朝鮮人、ローマカトリックの使者らしき人物も描かれていて、この当時の西安(長安)が世界に冠たる国際都市であったことがしのばれます。

      
      西安の城壁        毎夕、行われる観光客のための開門の儀式              城壁の上で

西安観光のハイライトはなんと言っても秦の始皇帝の墓を守る近衛軍団「兵馬俑」です。この兵馬俑坑が農夫によって発見されたのは1974年のこと。
地下5〜6メートルに約6000体の俑で作られた兵士の縦隊が発掘されたとき世界の考古学者たちは感嘆の声を上げたそうです。
かまぼこ型の巨大ドームの中は掘り起こされた土が剥き出しになっており,その中にいるわいるわ・・・一人一人が違った顔とポーズを持つ兵馬俑軍団が!すごい迫力です!
「館内は一応撮影禁止だけど、撮りたい人はご自分の判断でどうぞ」という禁止してんだか、黙認してんだか、奨励してんだかよくわからないガイドさんのひと言でカメラを持ってバスから降りた私たちは控えめながらもパチパチと撮りまくりました。
なぜ館内撮影禁止なのかは記念写真コーナーを見たとき判りました。一枚日本円で約1500円。中国の貨幣価値からいってボロい儲けだ。要するに写真屋(またはこの博物館)が写真で儲けるために撮影禁止にしているらしいのでした。
しかし、出来上がった写真は二枚しかまともに写っていなかったので、やっぱり写真屋にとってもらえばよかったかな。
                                  
                      これが秦の兵馬俑坑                右上には馬も写ってます

                             
                 大雁塔は西遊記の三蔵法師こと玄奘法師がインドから持ち帰った経典を納めるために建てられた塔です。
                     右の写真は乾陵。中国歴代唯一の女帝、則天武后の陵墓です。

      
                             車、自転車、スクーター、輪タクが行き交う西安市内。路上で麺打ちをしているおじさんも。

西安の街はいつも黄砂で土色にすすけています。雲ひとつない快晴なのになぜか太陽が黄色くかすんでいるのも黄砂のせい。
意外に街路樹の多い街ですが、木々の葉には黄砂が分厚く積もっていてその緑を土色に覆ってしまっています。
洗濯物を外には干せない街だなと思ってしまいました。