台湾、お茶の旅

 今回の台湾旅行のテーマはズバリお茶!といっても別に渡辺まりなの本の影響ではありません。ちょうど3年前に台湾に行った時、なにげに入った
茶芸館で烏龍茶の美味しさに目覚めてしまったのです。そして、あのちまちまとしながらも結構大胆でアバウトな中国茶の作法やかわいい茶器も大いに気に入り、次回の訪台時のテーマはお茶!と決めていました。

まずは台北市内。日本各地の中華街でもお馴染みの中国茶の有名店「天仁名茶」が経営している中国茶の喫茶店
「喫茶趣」
ここは見た目もお洒落な喫茶店。タピオカミルクティーなどのメニューの中に「牛肉麺」や「小龍包セット」があるところが台湾。
小龍包セットを頼みました。かの有名店
「鼎泰豊」よりは落ちるけどなかなかのお味。一通りセットを食べ終わると次に梅ゼリーが来て最後にポットの烏龍茶が出てきました。これがまことにフレッシュなよい味と香り。さすが「天仁名茶」の喫茶店だけあります。

次に台北北部の旧鉱山の街、
九分へ。ここはベネチア映画祭でグランプリを取った台湾映画「悲情城市」の舞台として今や有名観光地となっています。この「悲情城市」、二度ほどビデオ借りたけど、いつも途中で寝てしまい最後まで続けて見られないという作品。
しかし、この作品で聾唖の青年を演じた
トニー・レオンはいいです。この作品で彼と監督の候孝賢は世界的に認知されました。
さて、この山の上のレトロな街、九分で茶芸館に入りました。その名は「九分茶坊」。レトロな店内が素敵です。飲んだのは
「東方美人茶」。ほんのり蜂蜜の香りのするお茶です。お茶請けは甘い梅でした。

        
坂道の街、九分       「悲情城市」のロケ地となった店    素晴らしい景色だったがあいにくの曇り空    「九分茶坊」の内部

       
    「九分茶坊」にて     こちらは猫空のお茶屋さんで。料理も美味しかった! 華西街夜市の屋台でカエルを食べる子供達。どんぶりからはカエルの足が!

さて、茶芸を極めるには、やはり茶園がやっているお茶屋さんに行かねば!ということでこれまた台北郊外の観光茶園地帯、「猫空」に行ってきました。
猫空…マオコーンと読むのですが、なんと言ってもその地名に惹かれてここを訪れることを決めていたのです。
猫空は山また山の奥にある一大観光茶畑地帯。この茶畑の中に数十件のお茶屋さんが点在し、観光客のためにお茶や料理を提供しています。
その中の一軒
「山水居」というお茶屋さんに入りました。ここでは料理も注文。お茶の油(?)で炒めたチャーハン、ツルムラサキ(?)の炒め物、イカの煮物を食べました。イカの煮物はニンニクとバジルがたっぷり入った醤油味の煮物という初めて食べる代物。これがイカの臭みが全然なくてめちゃくちゃ美味しい。お茶もフレッシュな香りと飲み口の烏龍茶でさすか茶園のお茶だけありました。ここは値段も安くて、お茶と料理全部で「九分茶坊」のお茶だけの値段と一緒でした。ここの女主人は日本語はほとんど話せないけど筆談で何とかコミュニケーションを取ることができ、とても楽しいひとときを過ごすことができました。。漢字文化っていいなあとしみじみ思いました。帰りに「鉄観音」を買って帰りました。猫空…何でもないただの山奥の茶園ですが、是非また行きたいと思っています。

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