青柳先生の思い出



昨年9月29日の若狭ミニ同窓会の際、青柳先生の事が話題になりました。 そのとき私が先生の印象に残る授業の一光景について語ったところ何人かの人がよく覚えているとのことだったので、私一人の思い込みではなかったと安心した次第でした。
実は私はこの授業風景を"阪大春秋"の編集事務局の依頼により、投稿したことがあったのですが、そのことも話したところ、一体お前は何を書いたのかと皆さんから質問があり
何かの機会にこのことを説明しておかなければと思い、投稿欄に書くことにした訳です。
私は青柳研の出身でもないのに何故"阪大春秋"の編集事務局から指名され、先生の思い出について100字以内で何か書いてくれと依頼されたのか不明ですが、断り切れずに書いた次第です。下記にその文章を載せますので、40年以上も昔の授業風景を思い出していただければ幸いです。
なお"阪大春秋"とは、阪大創立60周年の記念出版物で 1994-9-15 に出版されていますので、私が書いた頃から既に10年近くの歳月が流れたことになります。

阪大春秋 P.495 より
電波伝搬論の授業が般若心経の講義に変わった。 誰かが黒板に書いた
色即是空 空即是色 の文字を先生は教室の中程から眺めておられた。
35年前の印象に残る光景である。"

字数制限があったので上記のように短い文章ですが、通信工学の権威と般若心経との組み合わせが興味深く、またそのとき教室に流れた知的な雰囲気が印象的だったので取り上げた次第でした。 先生はまさに口を開こうとされたところで文章は終わっていますが、次の瞬間何を語られたか残念ながら全く覚えておりません。 その後、電波伝搬論の本も般若心経の本も何冊か読んだのですが、今となってはいずれも不可解、人生もまた不可解との思いがします。まさに往事茫々の想いがしています。

2003-1-28 大谷昇一 記





投稿の目次にもどる